庭の木々から集めた落ち葉をかき集め、「焚火だ、焚火だ落ち葉たき」なんていいながら
落ち葉の中に「サツマイモ」をほじいれ、周りが真っ黒な炭になりながらも、そのこんがりと焼けた
ホクホクのサツマイモをほうばった子供時代。迫りくる冬の寒さなど焼き芋の暖かさで何その。
そんな郷愁を思い出しながら、365日大学飯縄農園の今年最後の収穫祭は「サツマイモ堀り」だった。
山の土地柄のせいか、決して大きなサイズばかりではなかったが、「大きいのは早く悪くなるが、小さいのは
長い期間保存できるから、こちの方がいいよ」なんて優しい会員に勇気づけられ、みんなでワイワイガヤガヤ
やりながらあっという間の一時間で収穫終了。前日の雨とは打って変わっての真っ青な晴天、周りは高原らしいきれいな紅葉の元、
私達の気分をより一層高揚させてくれた。
当日はさらにSBCテレビの「ずくだせテレビ」のスタッフの撮影取材というおまけまでついた。
収穫実績は小粒の芋が多く、大豊作とまではいかなかったが、収穫に参加した人たちは、
思い思いの量を持ち帰ることができ、終わった後の懇談、BBQ&焼き芋パーテ―は延々と続いた。
コロナ禍、なかなか交わることのできない昨今は、こうした肉体作業が逆に疲れを吹き飛ばす。
こうした時間、環境が持てることに感謝です。